ELITEクラスで実施した少し難しいスクリーンセーブです。
スクリーンの状況はいくつかありますが
今回は「ゴーリーがパックを見えている中でのセービング」がテーマです。
スクリーンが入ることでゴーリーはパックを探すために顔を左右に出さなければなりませんので、構えの重心が片方に偏ります。
そのためバタフライセーブのバランスが崩れたり、スケーティングの重心も変わるので、正しい動作や顔の出し方を練習しておく必要があります。
2種類のシュート(ショット)で考えます。
①クリアサイトショット ゴーリーがパックを直視できている状態でのシュート。 ゴーリーが顔を出している方向へのシュート。 ②ブラインドショット この動画の場合、パックを直視できているがゴーリーが顔を出している方向の逆側へ打たれるシュート。
①はゴーリーが顔を出している方向へのシュート
②はゴーリーが顔を出していない方向へのシュート
難しいのは②のブラインドショットです。
これはシュートの軌道をギリギリまで見続けてセーブのタイミングを合わせることが鍵です。
シュートが放たれる瞬間に早くセーブ動作しようとすると、顔とスクリーンがちょうど重なってしまいパックを追跡できません。
ギリギリまで片側からパックを見続けて、シュートコースへ正確に手足を出すスキルが必要です。
また、スクリーンセーブの際「静止したまま止めるべきか?スライドしながら止めるべきか?」という議論がありますが、基本的には静止したままセーブするのがベストと考えます。
なぜなら、スライドしながらセーブしようとした最中にディフレクションやブロークンプレーが起こるとクリーズからはみ出してしまい、リバウンドやルースパックへの再正対が難しくなるからです。
スクリーンの最中でもきちんと正対し、静止した状態でセービングするよう心がけましょう。
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