昨年度のスタンレーカップMVPのCale Makar(ケール・マカー)。
DFながら積極的にゴールへ向かうオフェンシブディフェンスですが、彼のプレーは優れたパワースケーティングスキルから繰り出されています。
マカーのプレーを見ると、モホーク(両つま先を外に開くスケーティング)を多様していることがわかります。
モホークのメリットをいくつか挙げますと
・少ない歩数で加速しやすい ・身体を開くことで広く周りを見ることができる ・狭い道を身体を開くことですり抜けることができる ・パックプロテクションの最中の一瞬のモホークでパスフェイク、ターンフェイクになる ・ラップアラウンドの際にゴール裏を最速最短距離で回ることができる
現代ホッケーでは欠かすことのできないスケーティングスキルです。
先日のスキルデーではモホークを序盤に取り組みました。
まずはスケーティングから取り組みます。
この段階から上級者はハンドリング動作をエアーで(パックを持っているつもりで)行ってください。
モホークは小刻みに左右の重心移動をしながら、プッシュを追加し続けることがポイントです。
人間はどうしても左右でそれぞれ得意不得意がありますが、左右どちらも同じレベルでできるようになることがベストです。
できる動きはアジリティー(小刻みなエッジコントロール)やスピード(直線的な速さ)を意識して取り組むと、やればやるほど上達します。
各ポイントを意識しながら取り組んでください。
【ポイントを意識する】とは何かというと
・動きを言葉にしてまとめてみる
・動きを頭や身体でイメージしている
この上で練習を取り組むことです。
例えば、コーチやデモンストレーターの手本に合わせて実際に真似しながら身体を動かしてみてから練習に入るというのも効果的です。
また、ポイントを練習の中で全て伝えるのは限界がありますので、選手個人でポイントを想像したり設定する努力も大切です。
スキルトレーニングは反復的に身体に動きを染み込ませることが大切ですが、身体だけではなく脳や神経を研ぎ澄まして取り組むことで練習の意味合いは大きく変わりますし効果も倍増します。
また、練習で上手くいかなかったことはノートに原因を言葉やイラストでまとめてみて、後日自主練で克服するように努力してみてください。
NHLやトップリーガーの動きを分析して目に焼き付けた状態で練習に入るようにしてください。
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