2022.9.14 スキルプログラム




昨日の名古屋アカデミーは久しぶりのスキルデーでした。
前期はリンク枠確保が不透明だったこともあり、あまり行えていませんでしたが今後は定期的にスキルデーを設けて行きたいと思います。

前回も書きましたように、個人スキルがホッケーの全てではありませんが、当然個人スキルという土台がなければ良い選手にはなれません。

内容としては3つのテーマで行いました。





①パワースケーティング
基本姿勢やインエッジ、アウトエッジのコントロールと②と③で必須なスケーティングスキルを段階的に取り組みました。

両足でのコントロールができたら片足でバランスを取る、徐々にスピードをあげるようにしていきました。


②ハンドリングテクニック
パックハンドリングしながら自由自在に動けるようになることを目的としています。
身体の周りでのドリブル(ダングルともいう)、試合中に必要な曲線的な動きを中心に練習しました。
ELITEクラスの子は「できるだけパックを見ない」「できるだけ最高スピードでやってみる」ように伝えました。


③ムーブ/フェイク/ディーク
相手DFやゴーリーとの駆け引きで必要な”フリ”の要素となります。
NHLではスター選手が見せた技にその選手の名前をつけて「〇〇ムーブ」として広まります。

いくつか例を挙げます。


◉フォースバーグムーブ


スウェーデンのスーパースター、ピーター・フォースバーグが由来の技です。
ゴーリーを横に引きつけて片手でパックを流し込みます。




◉ガニエムーブ


サム・ガニエが由来の技です。
【シュートフェイク→バックハンド→フォアハンド】の流れでゴーリーを先に座らせようとフェイクします。





◉ダツクムーブ


先日引退してしまいましたが、パベル・ダツクの技です。
ダツクはハンドリングスキルや駆け引きの達人でした。




ミシガンムーブ(ラクロスゴール)


NCAAのミシガン大学の選手が、パックをブレードに乗せてゴール裏からねじ込んで得点したことからミシガンムーブと名付けられました。
近年のNHLでもミシガンムーブを狙う選手が増えましたが、ゴーリーとしてはマスクで受け止めるしかないため顔の怪我に繋がりそうです。
そのため、いずれ禁止される技になるのでは?と予想しています…


基本的な内容から実践的な動きまで幅広く練習しましたが、何事も継続が大切です。

できるようになっても、例えできなくても続けて取り組むことが重要です。

今回行なったスケーティングドリルは一般滑走でもできるメニューがほとんどですし、ハンドリングやムーブなどもオフアイスでも工夫すれば練習できるはずです。


できないことをできるようにすることが練習。
何度やっても成功できるようにすることが練習です。





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