【スキル】パワースケーティングの基本
パワースケーティングとは?(原理)
パワースケーティングとは
「 力を氷に正しく伝えること」です。
・できるだけ少ない歩数(プッシュ)で遠くに移動すること ・各関節、筋肉を使い切り少ない力で動くこと
がポイントです。
スケーティングには
①プッシュレッグ(蹴り足) ②ストップレッグ(止まる足、もしくは軸足としてリードレッグともいう)
それぞれの足とエッジを正しく使うことが大切です。
例えば1つ目のモホークの練習は、プッシュレッグの関節を曲げてエッジを氷に押し付けます。
その反発でストップレッグ側に重心と力を移動させます。
これがうまくできると一歩の移動距離が伸びて、効率的なスケーティングができるようになります。
関節や筋肉に刺激が入るようになりますので、やればやるほど疲れにくいプッシュも可能となります。
1つ目のドリルでパワースケーティングの原理を学んでから、2人1組でモホーク鬼ごっこ。
このドリルは、モホークだけでなく、ストップからの再加速や相手の方向を読んでプレーする判断の練習にもなります。
ハンドリング&パワースケーティング
ここまでできたら、パワースケーティングの要素をハンドリングと組み合わせて行います。
これまではオフアイスでハンドリングエリアをもとに”手先の動き”、氷上で”足元の動き”をそれぞれ行いましたが、これらを連動させていきます。
(動画1:31〜参照)
パワースケーティングの力を、手やスティックに伝える意識でパックを動かします。
パワースケーティングの反発を利用することでハンドリングできる幅やスピードが劇的に変わります。
タイトターン(極めて小さく早いターン)に関しては
フォアハンド側のターン(レフトハンドでは右回り)でクロスハンドではなく、後ろに引く動作で指導しています。
クロスハンドに関しては、北米北欧のスキルコーチも今教えている人は少ないようです。
なぜならクロスハンドによりターン直後のパスやハンドリング、シュートの動作が制限されてしまうからです。
エッジコントロールに関しては
・アウトエッジを効かせること
・自分の身体の真下ではなく外側でターンするようにややスタンスを広めに取ること
がコツです。